始まりは小さなお子さまに起きた出来事でした。

当時、下請けで建てさせていただいたあるお客様の住宅。初めてお家を披露をする日、お客様はご家族でお越しくださいました。その中でも完成を待ち遠しくされていた小学生ぐらいのお子さまがおられ、なんといっても初めて自分の部屋ができてワクワクだったのでしょう。家に入るやいなや自分の部屋に一直線に向かっていきました。ご両親もその姿に嬉しそうにされ、続けて家を回られておりました。

そうしてるうちに部屋を見終わったお子さまが戻ってきました。すると、お子さまの顔から足にいたるまで皮膚が赤くなっていました。お子さまの症状は治まりましたが、長年この業界に携わってきた私自身初めてのことで驚愕しました。

後日、原因を調べたところ住宅に使われている資材から発生した化学物質によるものでした。安全で安心できる住まいがこんなことではいけないと感じこの両方が叶うものがないのか模索しました。

そこで辿り着いたのが『無添加住宅』でした。資材・接着剤などどの部分においても環境と健康に配慮したものを扱っていることが最大の魅力に感じました。

日本の住宅における化学物質の基準はみなさまの想定より低いです。もちろん、世界基準にすると圧倒的にです。

お家に住まう誰もが安心して暮らして、環境も汚さず未来へと繋げていける住宅。 「からだに優しいものしか使わない」そんな当たり前のことに私どもは挑戦しています。